砂浜に集まる人々。写真奥まで沿岸地域が広がっているが、右手にあるのは海ではなく、アフリカで3番目に大きい湖であるマラウイ湖(ニアサ湖)だ。この湖は、マラウイ、タンザニア、モザンビークの国境地帯に位置し、マラウイの国土面積の20%以上を占めている。
マラウイ湖の一部は、その生物多様性から、1984年に世界遺産に指定されている。生息する魚類の大半はマラウイ湖の固有種である。魚たちにとってのみならず、マラウイに住む人々にとっても、この湖は食糧供給元や観光資源として重要となっている。ただ、乱獲や土地利用などの人間の活動によって、湖の環境は悪化しつつあると指摘されている。
世界各地の水にまつわる問題を知る→「世界の水紛争:報道されていない事実」「中央アジアにおける水危機:キルギス、タジキスタン、ウズベキスタン」
(写真:UNDP Climate / Flickr [CC BY-NC 2.0])
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