同じ紫色の服を着て、地面に寝転ぶ人々。これは南アフリカのソウェトで2012年に行われたプライドイベントである。寝転びながら抗議を行う人々の服には「声をあげる女性たちの連帯」と書かれ、横断幕には「正義のために死す」と書かれている。このイベントは、LGBTQの人々のため、身を挺して闘う意思の表れであると考えられる。
南アフリカはアフリカの中でもLGBTQの人々の権利が比較的保障されている国であり、同性愛結婚が認められている。また、こうしたプライドイベントも大々的に行われている。
しかし、アフリカの中でも29カ国では同性愛行為が違法とされており、ウガンダでは近年、これまでよりも厳しい反LGBTQ法案が新たに成立した。このように、アフリカにおけるLGBTQの人々の権利は地域によって異なり、未だ充分に保障されているとは言い難い。
アフリカのLGBTQの人々についてもっと知る→「アフリカにおけるLGBTQの人々」
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(写真:Charles Haynes / flickr [CC BY-SA 2.0])
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