無残にも崩壊したレンガ造りの壁、そして乱雑に散らばる家具。これは、バングラデシュの前大統領、シェイクハシナ氏の首相官邸である。
バングラデシュでは、2024年7月から8月にかけて、前政権を掌握していたハシナ前首相が雇用における不平等な制度、クオータ制を復活させたことを発端とし、長年の独裁的な政治や国内の貧困に不満を持つ若者たちが中心となって大規模なデモが発生した。
8月初旬にハシナ政権が倒れ暫定政権が発足するも、2025年2月時点でも未だデモ活動は続いている。
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(写真:Chiori Murata)
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