これは2015年にアメリカ航空宇宙局(NASA)によって宇宙から撮影された、アフリカのサヘル地域の写真である。一面に広がる砂漠地帯にぽっかりと湖が存在しているのが印象的だ。
この湖は、チャドやニジェールなどにまたがって存在するチャド湖である。一見、とても大きな湖に見えるかもしれない。しかし、湖に見える部分の多くは湿地帯になっており、実際の水域は非常に限られたものとなっている。チャド湖は1960年代から2010年代までの間に90%縮小しており、流域にすむ人々の生活は苦しくなっている。
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(写真:NASA Johnson / Flickr [CC BY-NC 2.0])
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