若者がcorruption(腐敗・汚職)と書かれた荷物を背負っている。これは主にウズベキスタンで活動するストリートアーティスト、インクザルト氏(inkuzart)の作品だ。彼の作品は風刺的なものが多く、ウズベキスタンの社会に影響を与えている。その一方で、ストリートアートはウズベキスタンでは規制されており、作品も政府によって撤去されてしまうものが多いという。
インクザルト氏は言う。「ストリートアートは自由の象徴だ。この自由は私たちの国に欠けていたものだと思う。だが今、時代は変わった。」と。この若者は「荷物」を背負いながらどこを見ているのだろうか。静かに、しかし重みをもって私たちに問いかけている。
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(写真:Seita Morimoto / Flickr [CC BY-NC-ND 2.0])
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