ブラジル、リオデジャネイロ。毎年12月31日の夕方になると、白い洋服を身につけた人たちが海辺に集まる。ロウソクをともしたり、花やお酒、飾った舟などを海に流して新年を祝う。
しかし、このような祭はもともとブラジルで行われていたのではなく、そのルーツはアフリカにある。ブラジルがポルトガルの植民地だった時代に奴隷として強制的に連れてこられた人々から生まれた宗教行事の一環である。この祭りはイエマンジャ(Yemanja)と呼ばれる海の女神を祝うものであり、海に流すものはこの女神への捧げものである。
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(写真:United Nations Photo / Flickr [CC BY-NC-ND 2.0])
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