泥水に沈む街:ブラジル

by | 2024年11月16日 | ICHIMAI World

この写真は、2024年5月5日に、ブラジル最南端のリオグランデ・ド・スル州の都市・カノアスを空から撮影したものだ。写真に広がる茶色のものは、この街を襲った豪雨により発生した泥水である。

2024年4月から5月にかけて、リオグランデ・ド・スル州と近郊の州は大雨に見舞われた。この大雨により、大規模な洪水と地滑りが引き起こされ、200万人を超える人々が影響を受けた。死者は170人以上、避難者は40万人を超えるという。

リオグランデ・ド・スル州を襲った大雨は、人類が引き起こした気候変動の影響で、より激しいものになったことが世界気象分析グループ(WWA)の科学者により指摘されている。今週の月曜日(11月11日)からは、国連気候変動枠組み条約第29回締約国会議(COP29)が行われている。ボイコットを行う国も出てきたなかで、世界は気候変動に対して有効な手段を打てるのだろうか。

 

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(写真:Lula Oficial / Flickr [CC BY-SA 2.0])

 

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