バンクシーの世界(その10):狙われたハト

by | 2019年04月6日 | ICHIMAI World

オリーブの枝を咥えたハト。

まさに平和の象徴。

しかしこのハトは違う。

防弾チョッキが必要なくらい常にターゲットにされている様子。

 

これはゲリラのストリートアーティストとして活躍している「バンクシー」によって、パレスチナ、ベスレヘムの壁に描かれた作品なのだ。

その壁はイスラエル軍の見張り塔に向かっており、ハトの周りにも実際の銃弾の弾痕が多く残っている。

 

和平プロセスが進まないイスラエル・パレスチナ。

平和が訪れることを望んでいない者が妨害しているというメッセージなのか。

それはいったい誰なのだろう…。

 

他のバンクシーの作品を見る→バクシー・シリーズ

中東問題についてもっと知る→「地域大国に挟まれた国:レバノン

(写真:Amos Trust / Flickr [CC BY-NC 2.0])

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