安いレンガ生産国、その労働の実態は?

by | 2019年01月22日 | ICHIMAI World

ここはバングラデシュのレンガ工場。

この工場では、身元不明の労働者が働いている。

バングラデシュではレンガ工場がそこら中に存在しており、そこでの労働環境はとても過酷なものだ。

例えば、彼らの労働中の服装は普段着だ。

彼らは労働中、常にレンガの塵にさらされ続けているため、目や喉が刺激され気管支炎を起こすこともある。

さらに、彼らが働けるのは1年のうちたったの6〜7ヶ月のみ。

レンガ作りはレンガを作るのに適した乾季にしか行われないからだ。

レンガ工場に雇われていない間、多くの人びとは無職のまま過ごさざるを得なくなる。

その上、レンガ工場の労働人口のうち1割が子供であり、中には10歳にして働いている子供もいるという。

果たして、安いレンガの生産国バングラデシュでの労働環境の改善は行われるのだろうか。

 

労働問題についてもっと知る→「ファッション業界の「裏側」

 

(写真:MD ZAKIR HOSSAIN SOHEL/Shutterstock.com)

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