水戦争?ナイル川を巡る問題とは?

by | 2019年01月8日 | ICHIMAI World

エチオピアに流れる川、青ナイル川。

タナ湖を源流するこの川はスーダンで白ナイル川と合流し、最終的に世界最大の川、ナイル川へとつながる。

 

「エジプトはナイルの賜物」と言うとおり、現在でもナイル川はエジプトにとって重要な水源であるが、その水の半分以上は青ナイル川に由来するものである。

 

しかし、その水を巡ってエチオピアとエジプトが対立状態にある。

更なる経済発展を目的とし、青ナイル川にエチオピアが巨大なダムを建設しているのだ。

そのダムが完成すれば下流に流れる水量が減少し、水不足に見舞われるのではないかとエジプト側は懸念している。

両者の利害を一致させることは難しく、大きな問題となっている。

 

エチオピアについてもっと知る→「エチオピア大改革:アビー新首相は救世主となれるか

ナイル川の水問題についてもっと知る→「スアキン島:中東・アフリカ情勢を揺るがす小さな島

 

(写真:Aleksandra H. Kossowska/Shutterstock.com)

0 Comments

Submit a Comment

Your email address will not be published. Required fields are marked *