エチオピアのハチミツ酒”Tej(テジ)”:3,000年の歴史を持つ国民的アルコール飲料

by | 2018年11月27日 | ICHIMAI World

エチオピアのバーの日常風景。

彼らが口にしているのは、Tej(テジ)と呼ばれるハチミツ酒・ハチミツワインである。

エチオピアやエリトリアが起源の3,000年以上の歴史がある最も古いアルコール飲料で、フィレンツェのフラスコのような容器に入れて飲むのが特徴的だ。

 

他のハチミツ酒と違う点は、Tejは「エチオピアホップ」とも呼ばれるクロウメモドキという植物の葉や枝を粉末にしたもので味付けされている点だ。

これがビールのホップのように苦みを醸しだし、ハチミツの甘さと絶妙なバランスを生み出すようだ。

健康上の効能もたくさんあり、多くの国民から愛されている。

 

そんなエチオピアは、今大きな転換期を迎えている。

2018年6月にエリトリアとの歴史的和平が実現した。

アビー新首相が誕生し、彼の様々な政治改革がその背景にあるようだ。今後エチオピア情勢に注目が集まる。

 

近年のエチオピア情勢についてもっと知る→「エチオピア大改革:アビー新首相は救世主となれるか

 

写真Rod Waddington/Flickr【CC BY-SA 2.0】)

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