フィリピンを縦横無尽「ジープニー」

by | 2018年07月3日 | ICHIMAI World

フィリピン全土を走る色鮮やかな小型乗り合いバス。

「ジープニー」と呼ばれるこの車は、フィリピンの人々の日常的な交通手段だ。

車体には動物やキャラクターなど様々なデザインがほどこされ、家族の顔を描いているものもある。

 

ジープニーの起原は第二次世界大戦後、アメリカ軍から払い下げられたジープを改造して作られたのが始まりだ。ジープニーという名前も、Jeep(ジープ)とJitney(乗合タクシー)の合成語であると言われている。

 

庶民の足として愛されるジープニーだが、近年環境への影響が懸念されている。

車体が老朽化したジープニーによる排気ガス問題が深刻化しているのだ。

これに対しフィリピン政府は従来のジープニーを廃止しより環境によい車両を導入する方針を進めているが、運転手など市民からの反感は強く、ストライキ等の抗議も行われている。

 

 

環境問題についてもっと知る→「ニカラグア:再生可能エネルギーのパラダイス?

 

(写真:pulaw/Flickr〔CC BY 2.0〕

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