リトアニア  残すべき悲しき遺産

by | 2018年03月6日 | ICHIMAI World

バルト海東岸に臨むリトアニア。

街ごと世界遺産登録されている首都のヴィリュニスの美しさや、教会や大聖堂の多さから観光地としての人気も高いこの国には、残すべき悲しき遺産を展示している、一風変わった博物館がある。

ヴィリュニスにあるKGBジェノサイド博物館。

ナチスドイツが収容所として50年間使用していた建物の中に展示されているのは、旧ソ連の秘密警察やナチスドイツのジェノサイドの実態だ。

実際の拷問の様子や、武器の展示。未だに残る壁の血痕。目を覆いたくなる、現実とは思えない現実。

心を奪う美しい街並みだけでなく、むごたらしい現実もまた伝えていかなければならない。

 

現代の虐殺について詳しく知る→「中央アフリカ共和国:再発した紛争の実態は?」

 

(写真:trabantos/Shutterstock.com)

 

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