煙を立てる蒸気機関車にカメラを向ける人々。この列車は、ザンビア南部に位置する都市・リビングストンを走る「ロイヤル・リビングストン・エクスプレス」である。
リビングストンは、ジンバブエと国境を接する街であり、世界遺産で観光名所となっているヴィクトリアの滝への玄関口でもある。この列車はリビングストンの町とヴィクトリアの滝をつなぐ観光列車である。観光客は、ヴィクトリア朝イギリス風のアンティークスタイルの蒸気機関車に乗り、欧風のコース料理を賞味しながら、車窓から見えるザンビアの自然を楽しむという。
ただ、なぜザンビアにイギリス風の観光列車が存在するのか、どうしてザンビアの町の名前がイギリスの探検家に由来するのか、その意味について考えるということも必要だろう。
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(写真:Jeremy T. Hetzel / Flickr [CC BY 2.0])
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