塩湖を目指すフラミンゴ:ボツワナ

by | 2024年06月11日 | ICHIMAI World

繁殖のためにマカディカディ塩湖へと渡るフラミンゴの群れ。青空を映しだす澄んだ湖にピンクのフラミンゴたちが翼を広げ、幻想的な風景を作り出している。

この写真はアフリカ南部に位置する国、ボツワナで撮影されたものである。塩湖と言われれば南米ボリビアのウユニ塩湖を想像する人も多いだろうが、アフリカの地にも美しい塩湖が存在する。普段は乾燥した塩類平原であり、雨季にのみ水がたまるこの塩湖には、フラミンゴのほかにもヌー、シマウマ、モモイロペリカンなど、様々な動物がやってくる。

マカディカディ塩湖は全域が国立公園に指定されており、自然を守るために人間の介入は最小限に抑えられている。一方、近年では近隣の開発が進んでいるほか、国立公園内での違法狩猟、フラミンゴの繁殖を妨げる観光用車の走行など、様々な問題も生じている。動物たちが安心して暮らせる美しい景色を守るため、対策が求められる。

 

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(写真:Ed Glickman / Flickr [CC BY 2.0]

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