広大な草原と砂漠が広がる中央アジアの内陸国モンゴルの首都・ウランバートル。多くの高層マンションやビルが密集しており、その奥には丘が広がり、さらに丘の上に無数の低層住宅がびっしりと建てられている。
モンゴルの都市過密化は、特に首都ウランバートルに集中している。ウランバートルは、モンゴルの人口の約半分が居住する主要な都市で、経済活動の中心地だ。多くの人々が、より良い生活条件や就業機会を求めて地方からウランバートルに移住している。
しかし、この急激な人口増加により、住宅不足や交通渋滞、公衆衛生の問題が引き起こされている。これらの問題に対処するため、モンゴル政府は都市インフラの改善や環境対策に力を入れているが、持続可能な都市開発にはまだ多くの課題が残っている。
モンゴルの資源についてもっと知る→「モンゴル:鉱山がもたらす繁栄と災難」
モンゴルでの公害についてもっと知る→「『世界最悪』の大気汚染:モンゴル」
世界の人口問題についてもっと知る→「バルト3国:移民が人口問題を解決する?」
(写真:Ronald Woan / Flickr [CC BY-NC 2.0])
0 Comments