在りし時代の跡:ブルガリア

by | 2020年08月4日 | ICHIMAI World

ブルガリアの中心部には、まるでUFOのような建築物がある。これは、ブズルジャ記念館だ。

ブズルジャ記念館はブルガリア共産党の100周年祭を記念して、1981年にバルカン山脈のブズルジャ峰に建てられた。棟の高さは70m、本館の直径42mだ。本館には、ブルガリア共産党の歴史と苦労を描く55㎡のモザイクが飾られ、ブルガリア最大の共産主義に関するモニュメントである。

しかし、東欧革命と共産党の崩壊後、ブズルジャ記念館の様子は変わり果ててしまった。現在、本館の入口は政府に封鎖されており、本館のモザイクは壊れてカラフルな破片が過去の栄光を反響している。

 

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(写真: Rumena Zlatkova / Flickr [CC BY-NC 2.0])

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