世界一の食肉輸出国における、食肉不買の動き

by | 2025年07月29日 | ICHIMAI World

白地に緑の文字が書かれた看板、カメラに微笑む若者2人。その後ろでは多くの市民が黄色や緑、青色の旗を掲げ、抗議しているように見える。これは、ブラジルにおける、全国デモの様子であり、写真に写る人々は教育予算削減への反対を表明している。看板に書かれているのは「Vegans pela Educação」の文字であり、「教育のためにヴィーガンを」と訳される。

ブラジルは世界最大の食肉輸出国であり、その食肉産業は、政府の汚職、劣悪な労働環境、環境破壊、動物虐待など、数多くの問題を抱える。その一方で、ブラジルにおけるヴィーガンの割合は2%に達しており、ベジタリアンの割合は14%と、ベジタリアンの割合では世界3位を誇る。

世界最大の食肉輸出国としての問題に身近に触れている市民のカウンターの動き、そのエネルギーが写真越しであっても伝わってくる。

 

ブラジルの食肉産業についてもっと知る→「ブラジル食肉産業の問題

ベジタリアンやヴィーガンについてもっと知る→「人はなぜ、肉を食べないのか?

 

(写真:Escrevente.wiki / Wikimedia Commons [CC BY-SA 4.0])

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