これは、夜のイスファハーンを流れるザーヤンデ川と、その川に架けられているハージュ橋だ。ザーヤンデ川にはシオ・セ・ポルなど多くの橋が架けられているが、中でもハージュ橋は世界で最も美しい橋の1つだと評価されている。
この橋は1650年にサファヴィー朝のアッバース2世の時代に建設された。この橋は2階構造となっており、上階は眺望と装飾を、下階は川の流れを間近で楽しむことができる。また、この建造物は橋としての機能だけではなく、水量を調節する堰としての役割も持っている。
地元の人々にとってもこの橋は憩いの場となっており、お茶や軽食を売る人もやってくる。日が沈んだ後は美しくライトアップされた橋の中で自然と人々が集まり、楽しそうに歌を歌い始めるのがいつもの光景だ。
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(写真:Seita Morimoto / Flickr [CC BY-NC-ND 2.0])
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