これは、ウズベキスタンの都市フェルガナにあるアル=ファルガーニー(アルファルガヌスとしても知られている)の銅像だ。フェルガナという地名は彼にちなんでいる。アル=ファルガーニーは、798年にこの地域で生まれたとされ、その後バグダードやカイロで活躍した天文学者だ。彼の残した著書は12世紀にラテン語に翻訳され、ヨーロッパ世界にも影響を与えた。
ウズベキスタンは歴史的に天文学が発達した場所であり、サマルカンドでは高度な研究が行われていた。現在もウルグ・ベク天文台跡など、当時の名残を感じることができる建造物が残されている。
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(写真:Seita Morimoto / Flickr [CC BY-NC-SA 2.0])
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