女性のリプロダクティブ・ヘルスケアに3億5,000万米ドルの増加へ

by | 2024年09月29日 | GNVニュース, ジェンダー・性, 世界, 保健・医療

GNVニュース 2024年9月29日

2024年9月24日、すべての人がセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス&ライツ(性と生殖に関する健康と権利、SRHR)を確保するための世界的な取り組みの一環として、政府と慈善団体は家族計画とセクシュアル・リプロダクティブ・ヘルス・サービスへのアクセスを拡大するために、約3億5,000万米ドルの新規投資を約束した。

2023年から2035年の間に、低・中所得国で近代的な避妊薬を使用する人の数は9,540万人増加し、年間出生数は329万人増加すると予測されている。しかし、避妊薬や妊産婦健康薬の資金不足は大きく、そのギャップは2030年までに世界の最貧国だけで少なくとも15億米ドルに達するという危惧もある。また、現在SRHRについて自分で決定を下すことができる女性はわずか60%以下である。自律性の欠如による女性の命の危険や世代間の貧困の解決、女性の教育機会の拡大とエンパワーメントだけでなく、持続可能な人口増加、そして各国の経済発展のためにも、リプロダクティブ・ヘルスへの投資の需要がますます高まっている。

性と生殖に関する健康・権利と女性の現状についてもっと知る→「性と生殖:女性は自分で決めることができるか?

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新生児と診察を受ける女性たち、タンザニア(写真:John Rae/The Global Financing Facility / Flickr[CC BY-NC-ND 2.0])

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