GNVニュース 2024年9月25日
2024年9月19日のサイエンス誌に掲載された論文によると、マイクロプラスチックの環境への排出量は年間最大40メガトンと推定され、その数は2040年までに倍増する可能性があるという。
マイクロプラスチックは海洋から淡水、さらには空気に至るまで広がり、生態系や食物連鎖に影響を与え、野生生物や人間の健康にリスクをもたらしている。2004年に発表されたサイエンス誌の論文で「マイクロプラスチック」という言葉が初めて使われて以来、マイクロプラスチックは地球上のあらゆる場所で、1,300種以上の水生生物や陸生生物、食品や飲料、人体の脳も含む複数の組織や臓器で発見されているという研究もある。加えて、マイクロプラスチックは残留性の汚染物質であり、環境に流入すると除去することは難しいという問題がある。
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マイクロプラスチック(写真:Oregon State University / Wikimedia[CC BY-SA 2.0])
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