GNVニュース 2024年8月14日
国際労働機関(ILO)は、2023年に世界の若者の失業率が15年ぶりの最小値を記録したと発表した。この流れは2024年と2025年も続くと予想されている。しかし、失業率の減少は地域によって差があり、東アジア、南アジアと太平洋地域、アラブ地域での若者失業率は新型コロナ流行前の基準よりも高くなっている。
若者の失業率が低下した一方で、世界的にみて若者の20%がニート(NEET:学生でなく、仕事をしておらず、専門的技能を学んでいるわけでもない)状態にあるという点を懸念点として残している。さらに、ニート状態にある人のうち、28%が若い女性であり、13%が若い男性であるというデータもあり、若い女性にとって安定した働き口の確保が難しいことが考えられる。
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