すっかり荒れ果てたこの入り口の中は、窓のない独房だ。
これはフランス領ギアナの本土から約15キロメートル離れた大西洋に位置するサルー諸島のうちのひとつ、ロイヤル島にある刑務所跡だ。サルー諸島は20世紀までフランスの政治犯や重罪犯の流刑地であり、今もなおその面影が感じられる。フランス史上最も過酷な流刑地として知られ、囚人の多くが疫病で亡くなった。
フランス領ギアナは金の生産で知られているが、隣国のブラジルやスリナムからの盗掘者に悩まされ続けているという。
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(写真:Dan Lundberg / Flickr [CC BY-SA 2.0])
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