西アフリカに位置するリベリアの首都モンロビア。数多くのココナツを頭にに載せて歩き回りながら、客を探している。しかしこのような露天商はけっして楽な仕事ではない。商品は低価格でしか売れず、収入は少ない。さらに、警察や政府関係者などから、規制をかけられたり、売ろうとする場所から追い払われたりすることがしばしばある。
このような問題に直面していた商売人が労働組合を作り、政府に働きかけた。10年間、交渉を重ねた結果、2018年にモンロビア市と合意を結ぶことに成功した。露天商は市民に迷惑をかけない商売を徹底する代わり、モンロビア市が一定程度の商売する権利を保証するといった内容が含まれた。
世界の貧困問題についてもっと知る→「世界の貧困状況をどう読み解くのか?」
西アフリカの他の問題についてもっと知る→「西アフリカ:なぜクーデターが多発しているのか」
(写真:Visual Communications, Syracuse U / Flickr [CC BY-NC 2.0])
0 Comments