これは稲刈り中に水タバコで休憩するパキスタンの男性である。男性の後ろに広がるイネはパキスタンにおける主要な作物の一つであり、稲作地域はシンド州からパキスタン北部の山岳地帯まで広く栽培される。

南アジア地域の米として長粒品種であるバスマティライスが知られている。インディカ米の中での最高品種であり、パキスタンでも一部でしか作られないブランド米である。粘り気がなく、ぱらぱらとした食感である。実は、南アジアでは古米の価値が高くわざわざ貯蔵して乾燥させ、熟成させているために粘り気のある日本米とは違う食感になるのだ。

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（写真：Oiva Eskola / Flickr [CC BY 2.0]）