【本で知るICHIMAI World】世界がもし100人の村だったら

by | 2022年07月26日 | ICHIMAI World

ときは21世紀初め。

当時ミリオンセラーとなっていた本の1つに、「もし世界が100人の村だったら」が挙げられる。この本では、各種統計や調査をもとに、63億人の人口を100人に置き換えた際、世界がどのように広がっているのかを描いている。例えば宗教面から見ると、100人のうち33人がキリスト教、19人がイスラム教、13人がヒンドゥー教、6人が仏教を信仰している。また経済面から見ると、100人のうち20人は栄養不良、1人は飢えに苦しむ一方で、15人は肥満となっている。インターネットの普及に伴い、従来知ることのなかった現実を伝えた1冊は、衝撃を与えた。

写真の中央にある「完結編」は、地球環境に焦点を当てている。SDGsの前身である「ミレニアム開発目標MDGs)」進捗状況や、社会課題の解決に向け活動する個人をまとめている。私達一人ひとりは、何ができるだろうか。

 

SDGsについてもっと知る→「SDGsはどのように報じられてきたか」「SDGsの問題不在のSDGs報道

 

【今回取り上げた書籍】

(左)池田香代子(2002)『世界がもし100人の村だったら 2』マガジンハウス

(中央)池田香代子(2008)『世界がもし100人の村だったら 完結編』マガジンハウス

(右)池田香代子(2001)『世界がもし100人の村だったら』マガジンハウス

 

(写真:Koki Morita

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