バンクシーの世界(その13):「テレビを育てる少女?」

by | 2019年11月19日 | ICHIMAI World

植木に水をやる少女。しかしよく見たら、水やりをしているのは植木ではなく、テレビのアンテナだ。

壁の前にある花は本物だが、少女とアンテナはゲリラのストリートアーティストとして活躍している「バンクシー」によってロスアンゼルスの壁に描かれた作品なのである。

子どもたちがテレビの力に惹きつけられ、外で自然の世界との交流をしなくなってしまっているというメッセージなのだろうか。それとも、子どもが相手をすればするほど、テレビに広告収入が入り大きくなるというメッセージなのだろうか。

いずれにしろ、メディアが子どもたちにどのようなメッセージを発信しているのか、考えさせられる作品である。

 

世界に関するの報道の傾向についてもっと読む→「なぜ国際報道は減少したのか

他のバンクシーの作品を見る→バクシー・シリーズ

(写真:lu arembepe / Flickr [CC BY-SA 2.0]) 

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