小さな「コーヒーの街」:ハルディン

by | 2019年01月26日 | ICHIMAI World

コロンビア北西のハルディンは、小さな「コーヒーの街」だ。

世界最大級のコーヒー豆輸出規模を誇るコーヒー大国のコロンビアの中でも、重要な生産地であるアンティオキアの片隅に位置するハルディン。

目と鼻の先にある農園でとれた、新鮮なコーヒー豆から淹れた一杯は格別だ。

 

コロンビアではコーヒーを「コーヒー」と表記して販売していることは少ない。

小さなカップに入った濃いめのブラックコーヒーに、砂糖をたくさん入れて飲む「ティント」がコロンビアの定番だ。

メイン広場を囲むように立ち並ぶコーヒーショップはどれもスペイン風にカラフルに彩られ、どの店に入るか迷ってしまう。

馬にまたがり、カウボーイハットをかぶってやって来た客たちが、ここでティントを味わいながら、おしゃべりに興じる姿は、昔からずっと変わらない。

飲むだけでは物足りないなら、近くの農園で催行されているコーヒーツアーに参加して、コロンビアコーヒーの生産工程を一通り見せてもらうこともできる。

ローカルなティントを味わうだけでなく、コーヒーの精製について学べば、気分はすっかりコーヒーマスターだ。

 

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(写真:Barna Tanko/Shutterstock.com)

 

 

 

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