バンクシーの世界(その7):「有害な浜辺で踊る執事」

by | 2018年09月22日 | ICHIMAI World

富裕層のカップルが執事に傘をさされ、雨の中の浜辺で優雅に踊る。

しかし、よく見ると、その背後には防護服を身につけた作業員が有害物質の入ったドラム缶と踊っている。さらにその背景には沈みかけている船が見える。このドラム缶はそこから流されたのだろうか。

この絵画は普段ゲリラのストリートアーティストとして活躍している「バンクシー」によって描かれたものである。ジャック・ベトリアーノの「歌う執事」へのオマージュ作品となっている。

贅沢な暮らしが環境汚染を引き起こしているというメッセージなのか。それとも、いくら裕福になっても、環境汚染などの問題から逃げ切れないというメッセージなのだろうか。

 

海の環境問題についてもっと知る→ 「世界の海は一つだけ?:海に関する国際報道

他のバンクシーの作品を見る→ バクシー・シリーズ

(写真:Miquel C. via Flickr [CC BY 2.0])

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