【バンクシーの世界】②:スパイ・ボックス

by | 2017年08月29日 | ICHIMAI World

2013年、アメリカ国家安全保障局 (NSA) そして中央情報局 (CIA) の元局員だったエドワード・スノーデンが、アメリカやイギリス政府がしていた大規模な電話、インターネットなどの傍受の事実を暴いた。

 

その翌年、このスキャンダルの発端となった場所のひとつ、イギリス(チェルトナム)の政府通信本部(GCHQ)付近でバンクシーによって描かれたアートが、とある公衆電話ボックスのまわりの壁に現れた。

それは、実在する公衆電話を、あらゆる機械で傍受している怪しいスパイたちの姿。

 

後にこの絵はチェルトナム町議会によって保護登録され、GCHQのホームページ にまで使われることもあったが、怪しいことに、2016年に町議会の許可なしに剥がされている。

 

(写真:Kathryn Yengel /CC BY-ND 2.0

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